罰ゲーム

どこまでも広がる砂漠に取り残された敗者4名、
対峙するは司会者・和泉野由。おもむろに罰ゲームの解説をはじめる。

ここでの罰ゲームですが、
これからこの砂漠の中を伝説の通り自力で抜け出してもらいます。

あそこの道路で各人ヒッチハイクで空港までお帰り下さい。
この灼熱地獄ですからペットボトルの水くらいは支給します。

4人別々に置き去りにされてたった一人でこの砂漠を抜け出さなくてはいけなくなりました。
それぞれ3人の動きをカメラが捉えたようですので見てみることにしましょう。

<こども銀行頭取さん>
いやいや、このへんのタクシーはすばしっこいね。
虫取り網を軽くかわして逃げちゃうから、
捕まえるのが大変だったよ。

なんかこう、何か間違えてるような気がします。
それでも頭取さんの頭の中で「ヒッチハイク」と「昆虫採集」は同義のようです。
ただ、頭取さんの捕まえた車の運転手、どうもおかしい。
どうやらサイコロで行き先を決めている様子。
運転手は頭取さんにもサイコロを振れと言っています。

んー? 俺が振っていいの? どれどれ....えいっ!
・・・・6だ。 チ・ヨ・コ・レ・イ・ト、っと。
おぉ〜っ!ニューヨーク着いたぁ〜!!

いや、ニューヨークて。
確かに着くかもしれないけどそこから東京直行ですよ?
結局裏成田空港まで荷物に「東京直行」のステッカーを貼られ日本に強制送還。
そのステッカーを見て周囲の旅行客が指を指して笑っています。

東京直行〜!なおゆきー!
俺のランドセル、間違えて持ってくなー!
明日の宿題、まだ終わってねーんだよっ!

 

 

 

 

 

 

<ガンガ神山さん>
「捕まえ方を幼少時に父親から聞いたことがありますよ。
そう。樹木にミツを塗っておくんです。ええと、樹木樹木・・・」
そのままフラフラと何処かへ。

うわ!ガンガさんまで昆虫採集!
罰ゲームでモロかぶりというのもなかなか見られない光景です。
時折吹き上がる熱風が彼らをおかしくさせるのでしょうか?

ガンガさんの捕まえた車も不思議。習志野ナンバーです。

ヒッチハイク成功〜。おやこれ日本車だよ。
ドライバーさんは日本人ですか?違うの?
そりゃああんなせせこましい醜い国なんかの出身じゃないですよね。
僕もこれからフランスに行くんですよ。フランス。いいでしょ。
でもなんで日本車がこんな所に?
え?密輸?今からブラックマーケットに?この車を売りに?
労働用の雑民一人を付けて1000$・・・
ずいぶん安く売り抜いちゃうもんなんですね。
ところで労働用の雑民ってのは、どこに?トランク?え?目の前て?

あわてて別の車をヒッチハイクしたガンガさん。
荷物には「パリ(松戸)直行」というステッカーが貼られています。
盛り上げてくれた彼にはそれくらいの計らいがあってもいいじゃないですか。
で、パリ(松戸)に到着。やはり周囲の視線は冷ややかなもので。

せっかくフランスに着いたのに
まるで日本人のように失礼なフランス人ばっかりだ!
久し振りに見るレマン湖も印旛沼みたいに濁ってるし!

 

 

 

 

<いちごスパ(いいひと)さん>
タクシー会社に電話をする。
「あ、すいません和泉タクシーさんですか?
車の手配をお願いしたいんですけど・・・えぇと、デスバレーっていう
・・・あ、はいそうです、アメリカの・・・え、支社に繋いで頂けるんですか!?
ありがとうございます〜。あの、出来れば日本語が通じる方を・・・」

どこで電話なんか見つけてきたんでしょう。
かなり楽してますね。あまり罰ゲームになってないような感じです。
いや、一体いくらかかるんだ?いちごスパさんってもしかして、お金持ち??
ただ到着した車はトラック。しかもそこにはスカンクが7匹も乗っています。
運転手はその荷台に乗れと言っているようです。

 

 

 

 

「クイズノ、シカイガ、シュミノ、イズミシャチョーカラノ、サービスデス」・・・
くっ!繋がってやがったか・・・

仕方なくも荷台にのるいちごスパさん。
かなりキツい香りを身体にまとって裏成田空港到着。
周囲の笑い声にもめげず空港を後にしようとしています。

あ、すいません、ちょっと通していただけますか?
いや、臭くてすいません・・・ちょっと一身上の都合で
こういうニオイをつけさせられてしまって・・・
ん、今「クセェ!」っていったガキは誰だ!お前か!
抱きつくぞこの野郎!!
いいか、「いいひと」ってタスキだけを見て人を判断するんじゃねえ!!

 

 

 

 

以上、敗者3名の帰国の模様でした。GET-Cさんは無事に帰れたかは不明。

 

7月6日 第5チェックポイント失格者 4名 帰国

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